新しい「性の公共」をつくるゼミ - 坂爪真吾

新しい「性の公共」をつくるゼミ - 坂爪真吾

カテゴリ:社会・政治経済

サロン概要

新しい「性の公共」とは、個人的な問題として考えられがちな性(セクシュアリティ)の問題を社会的な視点で捉えなおし、公の場での議論や実践を通して、みんなの知恵や工夫を合わせて問題を解決していく仕組みをつくろう、という考え方です。

少子高齢化という社会状況の中で、子どもの性、児童買春、セックスレス、性感染症、DV、性犯罪、性的虐待、性産業の人権問題、障がい者の性、高齢者・要介護者の性、LGBTの権利擁護など、性にまつわる社会問題はマクロからミクロまで山積しています。その一方で、性という要素が絡む問題は、どうしても二元論や感情論のみで語られがちであり、生産的な議論や実践に結びつかない現実があります。

私たちが新しい「性の公共」をつくるためには、こうした個々の社会問題やテーマについて、二元論の罠に陥らない分析力と、感情論に流されない発信力を持った書き手を育てる必要があります。

しかし、残念ながら今の時代は、こうした書き手を育てる余裕と場所がありません。大学においてもメディアや出版業界においても、若い世代の書き手を育てるだけの経済的余裕、発掘・育成する媒体がない。公の場で語りづらい(語ったとしても、多くの人に届きづらい)性の分野においては、なおさらです。

結果的に、性の分野においては、表面的な二元論や感情論に基づく非生産的な議論、分析や提言の欠如したルポやインタビューの羅列が延々と続いている状況があります。

こうした状況を打破するために、本ゼミでは、『新しい「性の公共」をつくるための書き手を育てる』ことを目標に掲げます。

ゼミの課題は、「1年間かけて、本を一冊書く」こと。

少人数のゼミで、ゼミ生同士のディスカッションを通して、意見交換や励ましあいをしながら、一人一冊、1年間で新書水準の本(8万~10万字程度)を書き上げることを目指します。

セクシュアリティの分野、新しい「性の公共」というテーマに興味のある社会人の方、関連するテーマで卒論を書きたいと考えている学生の方、社会に情報発信したいと考えているNPOや社会起業家、ライターやジャーナリストの方は、奮ってご応募ください。

皆様のご参加、お待ちしております。

ゼミ生の課題・2017年度のスケジュール

【課題】1年間で、1冊の本(新書程度の質量:8万~10万字程度)を書き上げる

・本のテーマは、セクシュアリティに関連する内容であれば自由。
(恋愛、セックス、性教育、性風俗、キャバクラ、AV、売買春、アダルトメディア、性犯罪、童貞処女、夫婦の性、障害者の性、高齢者・要介護者の性、セックスレス、不倫、性感染症、セクハラ・マタハラ、現代社会のジェンダー問題等)

・執筆の形式や方法・文体は自由。ただし、単なるルポやインタビュー、参考文献をまとめただけの内容は不可。必ずテーマに対する自分なりのオリジナリティ=先行する研究・文献・実践に対する批判的検討に基づいた分析・提言を加えること。

・「一冊の本を書くのは、ちょっとハードルが高いのですが・・・」という方は、年間4~5本、5000~1万字程度の記事を書く形の参加でもOK。発表の場もこちらで提供いたします。

 

【ゼミの流れ】

・毎月1回のゼミ(渋谷区で開催)に出席して、テーマ設定・執筆・取材・調査等の経過報告と、坂爪+ゼミ生間でディスカッションを行う。執筆について、坂爪から随時アドバイスを提供いたします。

・毎月1回のゼミには、ゼミ生は原則として全員参加になります。ただし、お仕事が忙しい社会人の方や、地方在住で毎月の出席が難しい方は、3か月の一度の【ゼミ発表】の回のみの参加も可能です。(その場合も、参加費は同額になります)

・地方在住の方は、オンラインでの課題提出、及び議論への参加も可能です。

・途中からの参加も大歓迎です!入会月から12カ月で1冊の本を書き上げて頂く形になります。

・完成した原稿は、ウェブ媒体(BEST TIMES「消費するのではなく性について語る」)にて発表することも可能です。(原稿料も出ます!)

 記事がヤフーニュースに配信されることもありますので、多くの方に読んで頂ける可能性があります。

 
<2017年度・一年間の流れ> 

1か月目 4月29日(土)10時~12時 テーマを決める・・・書きたいテーマ(取材対象)を考える

2か月目 6月4日(日)10時~12時 目次発表

3か月目 7月1日(土)10時~12時 【中間発表・1回目】+新書編集者に訊け!第1回目 ゲスト:ちくま新書・橋本陽介さん

4か月目 8月6日(日)13時~17時 【中間発表・2回目】+新書編集者に訊け!第2回目 ゲスト:光文社新書・廣瀬雄規さん

5か月目 9月10日(日)10時~12時 坂爪の新刊(光文社新書)の解説講義

6か月目 10月29日(日)10時~12時 執筆・取材(本章)

7か月目 11月19日(日)10時~12時 執筆・取材(本章)

8か月目 12月16日(土)10時~12時 執筆・取材(本章)

9か月目 1月28日(日)10時~12時 執筆・取材(本章)

10か月目 2月25日(日)10時~12時 執筆(終章)

11か月目 3月25日(日)10時~17時 最終回 まとめ、あとがき

 

*12か月以内に書き終えられなかった場合、2年目に延長可能です。

 なお2年以内に書き終えられなかった場合、退会扱いになりますのでご了承ください。

【書籍化支援】完成した原稿に出版価値があると判断した場合、内容の追加添削・出版社への紹介等を通して、書籍化を全力で支援いたします。

ゼミの活動支援していただける方へ

 『新しい「性の公共」をつくるための書き手を育てる』という当ゼミの活動に共感し、継続的に支援していただける方を募集します。希望者は「サポーター会員」お申込み窓口よりご入会ください。

【リターン】

坂爪やゼミ生の発表レジュメ、ゼミの成果物(ゼミ生の完成原稿など)を受け取ることが出来ます。またオンラインでのディスカッションや、ゼミ主催のイベント(一般社団法人ホワイトハンズ主催のイベント)に無料参加可能です。サロンの収益は一部ゼミの活動費に充てさせていただきます。

※画像はセックスワーク・サミット(一般社団法人ホワイトハンズ主催)の様子

<無料参加可能なイベント・一覧>

バリアフリーのヌードデッサン会「ららあーと」(年6回)

セックスワーク・サミット(年4回)

「障がい者の性」基礎研修(東京・大阪・名古屋・福岡で開催予定)

風俗福祉基礎研修(東京・大阪で開催予定)

生と性のバリアフリーフォーラム2017(秋開催予定)

入会をご検討されている方へ(FAQ)

Q. オンラインでの課題提出や指導は、どのような形で行われますか?

A. テキストや画像、ファイルのアップロードが可能な、シナプスの専用タイムライン(Facebook様)上で行われます。他のメンバーの扱うテーマ、内容、執筆の進捗状況などは、入会者の間で全てオープンな形で公開され、互いに読んだり、コメントをつけることが可能です。


Q. ゼミの様子をオンラインで録画配信することはありますか?

A. 現時点ではありません。今後、要望があれば都度対応を検討します。


Q. 坂爪さんによる、定期配信されるコンテンツはありますか?

A. 基本的に参加者の投稿に対して、坂爪が回答する形で進めて参りますが、原稿執筆のヒントになる情報や、特定の社会問題・時事問題に対する感想などは、サロン内でも適宜取り上げていきたいと思っています。

 

Q:執筆した原稿の一部を、ウェブで発表する場はありますか?

A:ウェブ媒体(BEST TIMES「消費するのではなく性について語る」)にて、5000字~程度の記事として発表して頂くことが可能です。

 原稿料もお出しします。ヤフーニュースにて配信される場合もありますので、多くの方に読んで頂くことができます。

サロンオーナー

坂爪真吾
坂爪真吾

●プロフィール

一般社団法人ホワイトハンズ代表理事。

1981年10月21日新潟市生まれ。東京大学文学部卒。

2008年、「障害者の性」問題を解決するための非営利組織・ホワイトハンズを設立。

年齢や性別、障害や病気の有無に関わらず、全ての人が、生涯にわたって、「性に関する尊厳と自立」を守ることのできる社会の実現を目指して、日夜奮闘中。二児の父。


●受賞歴 

2014年12月 社会貢献者表彰(公益財団法人社会貢献支援財団)

2015年5月 新潟人間力大賞 グランプリ(一般社団法人新潟青年会議所)

●メディア出演

2016年7月 NHKクローズアップ現代+「私はAV出演を強要された~“普通の子”が狙われる~」

●著書

『セックス・ヘルパーの尋常ならざる情熱』(2012年・小学館101新書)

『男子の貞操 僕らの性は、僕らが語る』(2014年・ちくま新書)

『はじめての不倫学』(2015年・光文社新書)

『性風俗のいびつな現場』(2016年・ちくま新書)

『セックスと障害者』(2016年・イースト新書)

『見えない買春の現場 ~「JKビジネス」のリアル~ 』(2017年・ベスト新書)

『セックスと超高齢社会 ~「老後の性」と向き合う~』(2017年・NHK出版新書)

『誰も教えてくれない 大人の性の作法』(2017年・光文社新書)

『障がいのある人の性 支援ガイドブック』(2017年・中央法規)

『孤独とセックス』(2017年・扶桑社新書)

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